USMLE ECFMG FAQ / General Questions
USMLE ECFMG FAQ / General Questions
実際に私が七年経過して受けたステップが消失したので、この質問はわかります。初めて受けたStepから七年以内にStep 1、Step 2 CK、Step 2 CS/ OET(Occupational English Test、旧 USMLE Step 2 CSは2021年に廃止になりました) を全て揃えてしてECFMGを取得する必要があります。Step 1、Step 2 どちらを先に受けたかは特に関係は無く、初めて取得したStepからの七年となります。一度ECFMGを取得すれば確か期限はなかったはずですが州によってはstep3の受験資格はECFMGから数年以内みたいなルールがあると聞きましたがここはあまり詳しくないので参考程度に聞いてください。
2023.12 文責 Aritoshi 小林(Review: Emi Saegusa-Beecroft)
Step 2 CSが実施されていた頃は 7-year ruleに、CSも含まれていました。
2025.2 文責 Emi Saegusa-Beecroft(Review: Kentaro 高垣)
よく言う ”7 year rule”とは、みなさんが言う通り、全部のUSMLEの合格を、7年以内にしなければならないというものです。以下に明記されています。
https://www.ecfmg.org/2024ib/time-limit-complete-exams.html
STEP2 CS(医療面接技能試験)があった頃は、ECFMG certificateは一度取得すれば、有効期限はありませんでした。コロナ禍でCSが廃止され、OETという英語試験に置き換わりました。このOETを利用した場合は、Temporary ECFMG certificateとなり、ACGMEが認めたアメリカのresidency/fellowship programで1年間トレーニング(通常はマッチングでマッチしたプログラム)をして、はじめてpermanent なECFMG certificateになります。
さもなければTemporary ECFMG certificateは約2年で失効するようです。
新たなUSMLE STEP 2 CSに代わる試験ができれば、この決まりも変わる可能性がありますが、現行ではそうなっているようです。
もしUSMLE STEP 2 CSを合格されている場合は、このPathwayには当てはまらないので、いままでのようなpermanent ECFMG certificateがもらえると思います(web 上に記載は見つけられなかったのですが)。ただ、医学生さんでCS合格者はほとんどいないとは思います。
なので、現行の制度では、OETを利用した場合、以前のように今のうちにECFMG certificateをとっておいて、何年もたって海外に行けるようになったらアメリカに挑戦しようということができない場合があるので注意が必要です。
渡米したいタイミングを逆算して取得した方がよさそうですね。
2023.12 文責 Shinji 伊藤(Review: Emi Saegusa-Beecroft)
上にもちょっとmentionがありましたが、 ECFMGのqualificationのための7年ルールだけではなく、普通のlicensing(State Board)についても多くの州ではルールがあり、そちらは通常Step 3までの年限です。State Board州によっておおよそ7-10年、州によっては(たとえばHawaiiなどでは) 無制限です。
https://www.fsmb.org/step-3/state-licensure/
ご存じの通りアメリカは国家試験ではなく、州による医師免許で、取ってしまえば基本的には他の州へ転籍は書類手続きです。退役軍人病院など一部の連邦系施設などでは、どの州の免許でも書き換えなしで医師をできます。でも州免許を取るためには、その州の規定(研修の requirement 含め)を満たさなければいけません。
ECFMGを7年目ぎりぎりでQualifyし、Step1-3の7年目ルールがある州でintern yearを過ごすと、場合によってはStep 3をすぐに受験しないと問題になる可能性があります。その場合は、州の規定に照らし合わせてマッチ先の州を選ばないと、あとで苦労したりする可能性があると理解します。
また今日本の医学部では、中学年などでStep1を受ける方も増えてきていると思います。3年生の終わりにStep1を受かって、留年なく初期研修まで行った場合、日本のPGY3は6年目になります。ご注意ください
2023.12 文責 Kentaro 高垣(Review: Emi Saegusa-Beecroft)