Comprehensive Basic Science Examination (USMLE Step-1相当)
Comprehensive Clinical Science Examination (USMLE Step-2相当)
アメリカでは面倒見のいいMedical Schoolで、USMLEの準備ができているかどうかの判定や臨床実習への進級試験、卒業試験などのように使われる、NBMEの問題プールから取った、最上級のUSMLE模試です。
セキュリティー基準はUSMLEに準じており、一般業者の模試とは違い、USMLEの出題基準で、USMLEの問作委員会が作った問題をもとに、アメリカのメディカルスチューデントのperformanceに基づいた精確な合格判定と、分野別の強み・弱みの評価が受けられます。
Step 1がpass/failになったことで、ECFMGはStep 1に一発で合格すること、そしてStep 2で一発で高得点を獲得することが重要になってきています(ECFMGの登録記録に、傷をつけない)。成績優秀者など、請求があれば、HMEP-NBME模試のスコアなどを、JrSrからの正式な証明として発行することもできますので、座学が得意な方は高得点を取って、マッチなどでのアピールにご活用ください。また、勉強方針に不安がある方などは、ECFMGの記録に傷をつけることなくperformanceの自己分析を行えますので、何度受けていただいても構いません。(模試への参加登録者名簿をもとに、毎回違うプール問題が出題されるよう、CBT模試が調整されます)。
アメリカで大学独自の定期試験などの代わりにに使われている試験、いわゆる「shelf examination」です。IFOM Basic/Clinical については、アメリカ色を薄めた、USMLE Step-1/Step-2相当の模試です。
統合カリキュラム・臓器別PBLカリキュラムなどの影響で、とくに基礎医学科目はアメリカでの利用が減少し始めている科目試験ですが、日本は伝統的な縦割り授業が主流ですので、日本のカリキュラムにはなじみやすい試験科目です。
Customized Assessment Services | NBME
現在アメリカでは、USMLE模試以外の「shelf examination」では、教員が自分で出題範囲を詳細に決められる「customized assessments」の採用が広まっています。各メディカルスクールで独自に特色あるカリキュラム編成を組み、それに合わせて、USMLE標準の学修評価もカスタマイズできます。
JrSrでも導入を検討しておりますので、HMEP登録校で全学年実施にご興味がある場合は、ご相談ください。問題数などにもよりますが、実費ベースで、学生一人あたり1万円を切るコストで提供が可能となる場合もあります。
試験科目によってはリモート実施(HMEP試験監督によるデジタル監視下)も可能な場合があります。追加料金(2万円程度)で、試験科目によってはプロメトリックセンターでの受験も可能な場合があります。
ただし、セキュリティー規定がとても厳しいので、コロナが開けた今、アメリカではほぼ利用されず廃止の方向に向かっているオプションで、お勧めいたしません(追試目的や、遠隔地での地方医療実習をしている学生のために利用されるようです)。
特にマッチ前の忙しい研修医の先生で、どうしても模試のタイミングが合わない・模試会場に運ぶことができない場合は、個別に面談にてご相談ください(assessments@hmep-hith.jp)。