東京大学・政策研究大学院大学名誉教授、東海大学特別栄誉教授
黒川先生は、今世紀もっとも日本の医学会を牽引された方のお一人です。
東京大学医学部卒業後、インターン、第一内科で大学院修了・博士号を取得し、虎ノ門病院勤務、東大助手の後1969年渡米。ペンシルバニア大医学部生化学で2年の「ポスドク」、その後はUCLAでAssist Prof、 南カリフォルニア大学Assoc Professor、さらにUCLAと「転戦」 ののち、UCLA 内科教授を勤めたのち、1983年に母校の東大医学部第四内科Associate Professor の後、1989 年に東大第一内科教授、1996年7月からは東海大学医学部長で教育・研究・診療の3つの視点から改革を進められました。
日本内科学会、日本腎臓学会、国際腎臓学会の理事長、国際内科学会会議会長、ACP(American College of Physicians)の歴史初の海外支部となる日本支部を開設、の初代支部長 などの要職を歴任。
日本学術会議会長、WHO コミッショナー 、 第一次安倍内閣、福田内閣においては日本初の科学技術担当の内閣特別顧問に就任。2011年12月には日本の憲政史上初となる国会の立法による東京電力福島第一原子力発事所事故調査委員会の委員長(~2012年7月)、この「国会事故調」の活動に対してアメリカ科学振興協会(AAAS)からアジア出身者として初めて「科学の自由と責任賞」を単独受賞されています。2014年4月英国キャメロン首相によるG8サミットに始まったWorld Dementia Councilのメンバ―、2021年6月副議長、2020年7月には新型コロナウイルス対策の効果を検証するAIアドバイザリー・ボードの委員長など。現在は、世界のシンクタンクランキングでは医療政策分野で世界のトップ3に入る日本医療政策機構の代表理事など。
専門は内科学、腎臓学、医療政策、科学・科学技術政策など。
国際的な視野で未来を見据えたヴィジョンと医学というサイエンスと制度にかける情熱は、多くの医療者のモデルとなっています。
先生のお話はユーモアも溢れ、大変興味深い講義内容となっております。
町先生より、「日米で臨床・教育・Professorをされ日本の医療政策にも参加されて国際的に活躍されている黒川清先生は、医療界を超えて様々な業界で日本だけでなく世界の動向に見識が深く、未来の日本に期待と憂いを持っておられます。日米での医療や教育を語り、医学生・研修医・若手医師に様々なサジェスチョンを下さります。現在未来の日本世界を担う皆さんに必ず有意義なClassになります。参加者の質問にも十分答えて下さるでしょう。特に世界に羽ばたきたい若者は必見です。」
黒川清先生の「JrSr 〜未来の医師への贈り物〜」YouTubeインタビュー動画はこちらです。是非ご覧ください。